これ、@ これですが、ドイツ語で覚えてますか!?


日本(語)ではたしか、
誰かが ”アットマーク”と言っていた。
覚えています。

確かに拡大して仔細に観察して見ると、
丸く囲まれた中には あっと 驚くような あ が見出されるので
あっ と 声を上げた。

「あっ」と声を上げたのを傍で耳にした人は
どうしたのだろうかと気になってその人に訊いてみた。

「ねえ、どうしたの?」

「”あ”という風にマークがあるので、”あっ”と思わず声が出てしまったのよ」

かくしてこのマークのこと、確かにこれはマークですよね、
「アット(驚く)マーク」と日本人の間では通用するようになったのです。

以上、アットマークと呼ばれるようになったいわくの説明を終ります。

信じ(れ)ます?(笑)
あっと驚くタメゴロウ!?(ちょっと古過ぎ)




さて、ヨーロッパへと飛びましょう。

ドイツでは、またオーストリアではどのように言っているのでしょうか。
スイスでは? つまりひっくるめてドイツ語圏。

知っている人は知っている、知らない人は知らない。
知らない人も知るようになれば知っている人に仲間入りですね。

知らない人はいつまでも知らない人ですよね。
長らく知らなくても良かった。
知る必要もなく今まで生きてくることが出来たのでした。

そんなこと知らなくとも別に生きることに何らの支障もなかったのでした。
お互いにそんなマークをマークして使う必要もなかった。

ところが、現代に生きる人たち!
コンピューターを使えること、
インターネットが世界的に普及した今日に生きるひとたち!
遅かれ早かれコンピュータに接触することになります。

今の子供たちをみれば直ぐに了解するでしょう。
赤ん坊が生まれて、一、二年、三年とすれば、
もうコンピュータはまるで生まれる前から予約してあったかのように
目の前に現れているでしょう。
と同時に手が動き始めているでしょう。

どこを見回してもコンピュータというものが見え隠れする
今日の世界。
世界中どこへ行ってもコンピュータなしでは生きられないかのような
インターネット時代。

家庭でも、学校でも、会社でも、
どこへと出かけて行こうとコンピュータが見出される。

コミュニケーションの手段として
もう無視することができません

そしてコンピュータには入力装置であるキーボードが
傍に備わっていることも普通になっている。

尤も、コンピュータは小さくなってきていて、
スマートフォンとか、略してスマホと言うらしいですが、
スマホの中にもキーボードが内臓されていて、
よくよく見るとこのマーク @ も一緒になっている。

スマートフォンを大きくしたような、ノートブックを小さくしたような、
タブレットと呼ばれる”コンピュータ”も市場には出回っていますよね。

日本語では略して タブレ とでも言っているのでしょうか!?
ありそう、でも分かりませんが。

スマートフォンをスマホと呼んでいるように。
日本人はカタカナの略字が大好きのようですね。
何でも短くしてしまう。

   


    *   *

@ これ、これですが、
ドイツでは、またオーストリアでは
どのように言っているのでしょうか。
スイスでは? 

少なくともオーストリアではどのように言っているかは
自信を持って言えます。

ドイツやスイスではどのように言っているのかは
実際に現地で確かめたことがないので、
確かなことは言えません、書けません。

Klammeraffe と言っているようです。
本場のドイツ語ですね。

ちょっと気になったのですが、
英語でも ”アットマーク”と言っているのかどうなのか、
これも現地で確かめたことがないので、
確かなことは言えません、書けません。
どなたか?

アットマークを 英語に直せば Atmark でしょうか!? 
何となくウソくさい。
→ https://en.wikipedia.org/wiki/At_sign

さて、Klammeraffe という単語を分析すると、 Klammer + Affe ですよね。
Klammer とは? 
オフィスのデスクの上に見るでしょう? 

Affe とは? 
動物園の檻の中に見るでしょう?

Klammer の正式名は Büroklammer
(英語では office clip) というらしい。

面白い組み合わせですよね。
オフィス と 動物園。

誰が言い出したのか、誰が命名したのか、知りませんが、
着想は素晴らしい。イメージというか形態そのものですね。

形態そのもの? 
でも、@ のどこに Affe が見えるのでしょう?

見えますか?

ドイツ語圏の人たちには見えたらしい。

実は Klammeraffe という動物が存在または実在するらしい。
でもオフィスでは見ることはできないらしい。
見ることが出来るとしたら、上で言及したように動物園で見(ら)れるらしい。

この動物はドイツ語で Klammeraffe と言って、
二つ(Klammer+Affe)に分けるような訳にはいかないらしい。
最初から”一身一体”になっている。

ドイツ語圏の人たちはこの記号を見て、動物園にいる同動物を想起したらしい。
ということでこの記号のこと @ を
そのような動物とは関係ないモノだけれども動物名を宛がったらしい。

信じられます?(笑)
信じる人は幸いなり。