ドイツ語名詞複数形の性別はなし?

ドイツ語の名詞、「複数形」にあっては

性別はハッキリとは示さない、
示せない? あえて示さない?

そこには何らかの隠された暗黙の了解があるからかも?
そこってどこ?
 
”「複数形」にあっては性別を敢えて前面に押し出さない”という約束ごと?
単数形にあってはやたらと性別がうるさいのに。


「チーズは die Käse ではなく、 der Käse ですよ」、
と本場ドイツ国の小学生たちが国語の時間、
教室で先生に注意されているシーンが目に浮かんできます?

チーズは der Käse と言って「男性」であること、知ってた? 

”So ein Käse!”

これはどうもつぶやきのようですが。





 *   *

ドイツ語名詞複数形の性別はなし?

ハッキリとしていて判別できるものもあるにはあるが、
ハッキリしていない、判別できないものもあるにはある(ようだ)。
以上、結論を先に出してしまいました。
本当に結論と言えるものなのかどうなのかは保証の限りではありませんが、笑。




    *  *

ハッキリしている場合を見出した。 
男性形、女性形がハッキリとしている。

例えば、
先ず、「単数形」を見よう。 

「男性(1格)」     
↓      
ein Schauspieler   
der Schauspieler   

「女性(1格)」 
 ↓
eine Schauspielerin
die  Schauspielerin   


次に、「複数形」を見よう。

「男性(1格)」       
  ↓             
Schauspieler       
die Schauspieler 


「女性(1格)」

Schauspielerinnen
die Schauspielerinnen

複数形を見ても、男女がハッキリしているのが分かるように記される、
記されている。

男性たち(男優たち)は  Schauspieler
女性たち(女優たち)は  Schauspielerinnen
   



 *  *

ハッキリして い な い 場合も見出した。 
そろそろ本格的に本論が始まります。

Drei Angeklagte 「三人の被告人(または、被告人3人、笑)」ですが、
この三人は男性でしょうか、女性でしょうか。
それともどうなんで性か。

そんなことは気にしなくても良い!? 
性がないな(しょうがないな、とつぶやくことも可、笑)

以下、ここでちょっと重箱の隅を突っつくようなことになるかもしれませんが、
ドイツ語文法の復習をしましょう。見て分かるようにハイフン語尾を付けました。

der Angeklagt-(e) その被告人(単数・男性!1格) 
ein Angeklagt-(er)ある被告人一人(単数・男性!1格)  

定冠詞がついている場合、不定冠詞が付いている場合、
”名詞”の語尾を、語尾をよく見てください。

ここでは定冠詞または不定冠詞で男性か、女性かの判断が付きますが。

定冠詞が付いた場合、不定冠詞が付いた場合、
名詞の語尾がちょっと違っていますよね。 
違っているから、ドイツ語文法的に混乱を来さない、男女の違いが見て取れる。
区別が出来ている。

じゃあ、「被告人二人」の場合はどう書きますか? 
ちょっと混乱しますか?

「被告人三人」の場合は如何でしょう? 
ドイツ語ジョークの本文に出てきていますね。
そう、  → Drei Angeklagt-(e)

定冠詞も不定冠詞も付いていません!
(その理由は文の中で始めて出てきているからといえるでしょう。
最初から定冠詞付きだと、解釈にちょっと困難を来すことにもなり兼ねないからですが。
有り得ないということはないでしょうが)

尤も、複数形だからどちらも、
つまり定冠詞も不定冠詞も付かない! とは言い切れません ね。

>複数形に「不定冠詞が付くことは絶対にありえません!!」が、ってなんてバカなことを言っているか。

>複数形に「定冠詞は付くことはあります」ね。
その定冠詞とは絶対に die(1格の場合!) に決っています。

そうすると、「被告人二人」の場合は、 zwei Angegklagt-(e) でしょうか?
定冠詞が付いたら、どうなりますか?

→ die zwei Angeklagt-(e) で 正しいでしょうか!?
(← これに正しく答えられるためには、ドイツ語文法を本当に知っている必要がありますね、
残念ながら、笑)→ 中級ドイツ語のしくみ
    

        *   *

被告人に男性もいれば、女性もいるということで、
女性被告人のことを次には取り上げましょう。

die Angeklagte その被告人(単数・女性形、1格)

ある被告人(単数・女性形、1格)の場合はどう書きます?    
→  eine Angeklagt-(e)

それとも eine Angeklagt-(in)  でしょうか(笑)!?
Schauspieler-in の例に倣って?

さて、宿題というか、課題というか、クイズというか、

たとえば「被告人2人(複数・女性形!? 1格)」だったら
どう書くのでしょうか?!


→ zwei Ang・・・????
→ die zwei  Ang ・・・???
それとも こう →  ?????????
(どなたか? あなたか? あたしか? あのかたか?)


     *   *

さてさて、また最初に戻ってきました。
ドイツ語名詞には男性、女性、そして中性もあります。
複数形もあります。
正に性別を峻別する言語と見受け取(ら)れますが、

Drei Angeklagte
これは 被告人3名、
 
「男性」3名でしょうか、
それとも「女性」3名でしょうか? 
それとも「男性も女性も混ざった」3名(笑)??

ふざけるな、騙すつもりか、ことばに注意せよでしょか?

そんなこと、ここでは は な し にならない。
問題にしない ことになっている?

問題にするのが可笑しい。
それともどちらにも取れない、

つまりどちらにも取れる、ということになるのでしょうか。
だからどれとも言えないし、言わない。
深入りはしない?

要するに、これだけ見ただけでは、性別はハッキリしない、
何とも言えない、ということになるのでしょうか!?
性別はハッキリしない、

ハッキリしているのは複数人だということだけ?


        *   *

男女をハッキリせよ! と要求したいときには、
そしてそれに応えるときには
どのようにするのでしょうか!?

括弧付きで Männer または Frauen とでも付記するのでしょうか。
それとも相応の形容詞を引っ付けるのでしょうか。

そうかも知れないし、そうでないかも知れないし、
本国のドイツ語文法専門家にでも聞くしかないのかも知れない。
 
つぶやきやぼやき:
 日本語では複数云々を余りおおっぴらに云々しないのに、
 外国語(ここではドイツ語)ではハッキリさせることを教えてもらってきた筈なのに、
 ドイツ語も複数(集団、団体)になると、個人主義の国?の言葉も
 複数形にはあまり関心が行かないのかも?

 ところで、いつのころからか気になってきていたのですが、
 最近の日本語では複数形であることを語尾に”たち”を付加することで
 強調表現するようになったのでしょうか!?

 「これはわたしの本たちです」などと書いている人たちがいた。

 初めて見た時は何となく気持ち悪かった。
 本人たちの本たちがたちあがってこちらにたち向かって来て
 わたしに挨拶でもするのか、握手を求めてくるのか
 と思ってしまった、笑


       *  *

 もう何ヶ月経った後の、今日(念の為に記しておこう、2016年9月11日)、
 「歯ブラシたち」を目にした。 
 
 「歯ブラシたち」が一斉にたちあがって、
  一緒にたち歯ブラシたちダンスでもおっ始めるのだろうか、笑

もしかしたら”歯ブラシさん"たち などという言い方も出て来るのだろうか!?
  いつしか目にしたとしても、もう慌てない、驚かない自分になっていることだろう。


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