英語にもドイツ語にも”同音異義語”がある!?



[ドイツ語のしくみ 言葉のしくみ]  

        *   *

英語には同じ発音であってもつづりが違うという単語の例は幾つかありますね。
いわゆる同音意義語(英語では homonym、アクセントの位置に注意!)のことです。
(ただし日本人にとってはrも l も同じという前提で下記していますが)

たとえば、「ライト」
(とカタカナで発音を敢えて記してもちょっと戸惑ってしまう)
どの「ライト」のことか!? 
実際、戸惑うでしょう?

Right、この単語の発音をカタカナで敢えて記せば
「ライト」ですね。

Wright、この単語の発音をカタカナで敢えて記せば、
これも「ライト」ですね。ライト兄弟のライトと同じライト?

Write、これだって「ライト」でしょう? Right?

Light、この単語の発音をカタカタで敢えて記せば、
これも「ライト」ですね。

Rite はどうでしょう!? 
これだって「ライト」?

Lite は?
これも「ライト」でしょう、日本語カタナカナで書くと?

 
つまり英語発音を、日本語として(?)聞いてしまうと 
Right も Wright も Light もその他以下省略、
全部同じように聞こえてしまう(らしい)、
つまり ライト、ライト、ライト。
オールライト? オーライオーライ? 
 

これを英語における”同音異義語”と言えるものかどうかは疑わしいです。
いや、言えないと思います。
Right と Light は同音ではありません!

同音と勘違いしているのは、日本語のカタカナ書きですね。




さて、ドイツ語にも同音異義語
(ドイツ語で Homonym、アクセントの位置に注意!)はあるのでしょうか。
どなたか?

そういえば思い出しました。
名前がマイヤーさんと言ってもいろいろな綴りがあるということ、以前言及しました。

さらにもう一つだけ今、思い出しました。
Bank 「銀行」の意味があれば、「ベンチ」の意味もある。
 
これはドイツ語の”同音異義語”でしょうか! ?

DIE Bank ⇒ DIE Bank 銀行  →複数形 die Banken
     ⇘ DIE Bank ベンチ →複数形 die Bänke

DER Kater ⇒ DER Kater(←→ die Katze) 
     ⇘ DER Kater


      * *
 
単語は同じ、でも定冠詞付きの違いで、意味も変わる。
これも”同音意義語”と言えるでしょうか。

定冠詞付きの発音は別々ですから、
その意味では”同音異義語”とは言えますまい!!
  
定冠詞付き単語の単語そのものは同じ単語であったとしても、
定冠詞が付くことで別々の、新たな単語がそこにあると諦観すべきでしょうね
だから厳密な意味では同音異義語とはいえないでしょう。

同音異義語まがいの ”疑似”同音異義語 とでも言えますか。

定冠詞付きで同音異義語だとされる両単語を読んでみてください。
そうしたら同音であるとは言えないことが明白でしょう?

DIE Weite と DAS Weite 
"das Weite suchen"   |   "in die Weite springen"
”ディヴァイテ” と ”ダスヴァイテ”  全然同音ではありません!

DER Bund と DAS Bund 
”デアブント” と ”ダスブント”

DAS Steuer と DIE Steuer
”ダスシュトイア” と ”ディシュトイア”

DER See とDIE See
”デアゼー” と ”ディゼー”