ドイツ語でヘビに該当する単語、ご存知ですよね。
「ヘビ」にはオスとメスがいるんですよね。
実際、ニョロニョロとくねるヘビのことですが、
オスのヘビもいればメスのヘビもいるのですよ、ね。
ヘビは個人的にはあまり好きにはなれない私ですが、
特に毒蛇がいるなどと聞かされれるとますます怖気が襲ってきます。
ヘビ、好きですか。ヘビメタとは関係ありませんね。
ヘビに対して愛着のある人もいる。
ヘビをまるで首飾りの如く首の周りにぶら下げ得意そうにポーズ、
そんな人をテレビで何度か見たことがあります。
私にはちょっと信じられません!
ヘビにはあまり愛着を感じませんから、
むしろあまりお目に掛かることもありませんので、
だからヘビにはオスやらメスがいるなどという思いも及ばないままでした。
ところが、あるオンラインのドイツ語無料レッスン(→ご招待致します)をやっていたら、
ヘビを話題にした話が出てきた。
それを耳にしながら、ヘビにはオスやメスがいるに違いない、
と思いが広がったのです。
話が別の所へと流れそうになりました。
ドイツ語で「ヘビ」をどう表現するのか、と話題を取り上げるつもりでした。
そう、ご存知ですよね。ご存知でない方もいらっしゃるかもしれませんが、
ここで知ることにしましょう。
ドイツ語で Schlange と言います。
ドイツ語名詞には性別がついていますが、
ドイツ語では定冠詞付きで die Schlange といいいます。
ドイツ語では「ヘビ」は女性名詞です。メスですか、オスですか。
女性名詞ということでドイツ語(文法)世界では、”メス” に決まっている!?
★ ★
ペットには大抵、名前が付けられているでしょう。
例えば、ペットを飼っているドイツのお宅の”オタク”を訪ねたとします。
それは何ですか、などと聞くことはないかと思われますが、
というのもそれはヘビであることが明々白々であるからですね。
尤もドイツ語では何と言うのか知らないので、または忘れてしまったので、
またはドイツ語勉強中でドイツ語単語、語彙をもう一つ増やしたいので、
恥を忍んで聞いてみることがあるかもしれませんね。
"Was ist das?"
”Das ist eine Schlange!"
そんな答えが返ってくるでしょうね。
”Das ist meine Schlange."
所有主はもっと詳しく知らせてくれるかもしれませんね。
"Das ist unsere Schlange!"
家族の一員になっている、ということでなのでしょうか、
そんな答えもありでしょうね。
名前はついているのだろうか、ちょっとスモールトークを続けます。
更にドイツ語で尋ねるとします。
ドイツ語質問文は簡単ですよね。
ヘビのように長くはなりませんよね。
たとえば、どう聞きますか。
こんな風にドイツ語作文する人もいらっしゃるかもしれませんね。
”Was ist der Name der Schlange?”
それでもちょっと長いような。
または、
”Wie heißt die Schlange?"
または
"Hat die Schlange einen Namen?"
答えが返ってきました。
”Er heißt Helmut."
"メス”であるはずなのに、
名前はヘルムート、
”オス”なのだそうですよ。
結論:
ヘビにオスもいればメスもいるらしい。
ヘビのオスメスの判別はどうするのか、
詳しいことは知りません。ここでは割愛。
要するにドイツ語で「ヘビ」は飽くまでもメス名詞ですが、
メスであっても実際にはオスにもなればメスに留まっていることもある。
だれがヘビのオスメスを決めるのですか。
オスの名前をつければそれはオスのヘビになるのでしょうか!?
Helmut はオス、男性(人間)の名前ですよ、ね。
追記:
ドイツ語では、Schlange stehen といった表現がありますが、
通常、実物のヘビが立っているといった意味はありませんね。
人間たちがあたかも長いヘビのように長い列をなして立っている。
例えば、スーパーのレジの前では買い物客が長い列をなして自分の番が来るのを
待っている光景を良く目撃します。私自身もそんな長い列にいやいやながらも
並んで待つことも時々ですが、そんな状況に遭遇したら、この「Schlange stehen」
というドイツ語表現を思い出しても良いかも。
ヘビは立つのか!? と突っ込みたくなりますが、普通は立たないでしょう?
垂直になっているをみたことがありますが。
あれは立っていると言えるのでしょうか。
ヘビには足があるのでしょうか。
足がないから立つこともあり得ないと思います。
Schlange stehen とはヘビが立っているのではなく、ヘビのように長い列になって
立っている、誰が? と問われれば、もちろん実物のヘビがもしかしたら立っている
かも、とも考えられないこともないかもしれませんが、それはあり得ないでしょうね。
追記の、追記。
2020年2月10日、そして今日とヨーロッパは Orkan Sabine に襲われました。
大暴風雨のことです。テレビでは被害の状況を映し出していました。
このドイツ語単語 Orkan、ドイツ語界では実は”男性”名詞です。
男性ですが、実際には女性の名前 Sabine と称されていました。
”男性”であっても 女性の名前をつけてしまえば、女性名詞なのだろうか!?
といったことはもうどうでもよいでしょうね、多分。