Meine Frau wurde vor zwei Wochen die Kreditkarte gestohlen.
Meine Frau wurde vor zwei Wochen die Kreditkarte gestohlen.
このドイツ語文はどう解釈できますか。
いわゆる受動態文ですよね。
自分でその一文を読みながら意味を理解しようとする、
または誰かがそう喋っているのを聞いて理解しようとする、
違いは目で見るか、それとも耳で聞くか、そしてその意味を正しく理解できるか、
それをここではちょっと云々しています。
目で見れば、また耳で聞いたとしても、
別に目には難しいドイツ語単語は見当たりません、
耳に知らない単語は聞こえてきませんよね。
たとえ間違った書き方になっていたとしても、
あたかも正しく書かれているかのように自分の頭の中では読み替えて、
聞き変え正しく解釈していることもありえるようです。
(ヒント:実はある単語が正しく綴られていないようです!)
目でその文を読み進んで行ってその文の意味を理解するということ。
すんなりと何の問題もなく理解できることに越したことはないですが。
耳でその文が言われるのを聞きながらその文の意味を理解するということ。
すんなりと何の問題もなく理解できることに越したことはないですが。
読解と聴解、その過程はちょっと異なっていることに気が付かされるのです。
* *
「わたしの妻は2週間前クレジットカードを盗まれた。」
日本語に訳すとしたら、こうなるのでしょうか!?
多分、そのように訳そうとするでしょう?
理解しようとするでしょうね。
それが常識的な解釈と言えましょうか。
それともドイツ語文を忠実に何とか汗しながら訳そうとしているかもしれませんね。
「わたしの妻は2週間前クレジットカードと一緒に(?)盗まれた。」
誰かがわたしの妻を盗んだ、その際ついでにクレジットカードも一緒に。
我が妻は盗まれた、つまり誘拐されたのかも?
Meine Frau wurde vor zwei Wochen mit der Kreditkarte gestohlen (entführt).
例えば、探偵小説中の出だし文として有り得ないこともないかも?
夫婦共有のクレジットカードが盗まれてしまっては、夫としてはもちろん使えない。
そんなことを嘆くような夫の発言と取れないこともないかもしれませんね。
妻よりもクレジットカードの方が大切なのか!? といったツッコミが読者から投書されてくるかも。