ドイツ語の前つづり Un、不快なことを意味するの?

◆[英語から覚えるドイツ語単語] 
◆ [ドイツ語のしくみ 言葉のしくみ]  

Lehrer in der Schule zu den Kindern:
"Es ist euch sicher schon aufgefallen , die Vorsilbe 'un-'
bedeutet meist etwas Unangenehmes, wie z.B. Ungeschick, Unfall,
Unglück und so weiter.
Peter, kannst du uns auch ein Beispiel dazu sagen?"

"Ja, Herr Lehrer, Unterricht!"


不快なことを意味するドイツ語前綴り


euch aufgefallen → euch auffallen 
 jmdm. auffallen → to catch so.'s eye
 auffallen、 to attract attention

 Mir ist nichts ungewöhnliches aufgefallen.
    → I didn't notice anything unusual.
   
 Vorsilbe(F) prefix 接頭語、前つづり、
 このドイツ語 Vorsilbeの Vor は正に Vorsilbe ですね。
 言葉遊びのように聞こえるかも知れませんが。
 Vor というのは 前、前の方、という意味があります。
 
 それでは後ろ、後ろの方を意味する Vorsilbeは?

 じゃあ 「接尾語、後つづり」はドイツ語で何と言うのだろう? → 

etwas Unangenehmes、something unpleasant
 Mir ist etwas Unangenehmes passiert. 
  → Something unpleasant happened to me.

 英語で 「something + 形容詞」や 「nothing +形容詞」や 
 「anything +形容詞」と言った(形容詞が名詞の後ろに来る)表現は
 ドイツ語でも似た方法で表現していますが、
 形容詞に当るところはドイツ語では普通、頭文字にして語尾には s が付きます。

 z.B. → zum Beispiel の省略形(Abkuerzung)
 ドイツ語にもたくさん省略形はありますね。
 この z.B. は有名どころの一つでしょうか。

 今、思いついたのでは例えば、z.T. とか。



* *

ドイツ語でのメールの やり取りで、
時々 ggf. 
何かの省略形である MfG とか LG(韓国企業名?笑)
というものも文末近くでよく見ます。


省略だということで示すのでしょうか、
点 Punkt が添えてあるのが普通のようですが、
何らの点もつけてない省略形もよく見ますね。
人それぞれということでしょうか。

* *

そういえば、文中(ドイツ語ジョーク)に見える ”und so weiter” も 
よく省略形で見ることもあります。

その省略形はどうなると思いますか。
とにかく、以下省略、ということにしましょう。

Ungeschick(N)unhandiness 形容詞形は ungeschickt、clumsy
Unfall(M)accident
Unglück(N)bad luck
Unterricht(M)instruction



z.T. === zum Teil
z.B. === zum Beispiel  
LG === Liebe Grüße 
ggf.==== gegebenenfalls
mfg === mit freundlichen Grüßen
u.s.w. === und so weiter
posted by witzler at 21:19
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オーストリア2016年のことば "Bundespräsidentenstichwahlwiederholungsverschiebung"

オーストリアの、今年のことば に正式決定されたそうな。
全部あわせて何語でしょう?
ドイツ語でしょう(笑)。


オーストリアの今年の2016年の今年のことばの分析
以下のごとし。

Bundespräsident(en)
 +
Stichwahl
 +
Wiederhlung(s)
 +
Verschiebung

 === Bundespräsidenten stichwahl wiederholungs
   verschiebung
 

 +
Entscheidung (←わたしの個人的な付け足し)
 +
Geschichte(←わたしの個人的な付け足し)

Bundespräsidenten stichwahl wiederholungs verschiebung entscheidung geschichte





オーストリアの今年2016年は新大統領選挙で明け暮れた感がないでもない年でした。
まず大統領選挙が施行されました。
候補者全員(男性5名、女性1名)は誰ひとりとして過半数を獲得出来ませんでした。

以って上位二名の決戦投票と相成りました。Stichwahl

決戦投票で二人のうち一人が当選しました、当然ですが。
実に接戦でした。

ところが敗れた候補者陣営から文句が出てきたのです。
ある投票場では投票手続きに何らかの不正があったと最高裁判所に訴えたのです。
たとえば16才になっていない、選挙権のない若者も投票した、とか。
予定よりも早期に開票行為をしたとか。
そこで選挙結果は取り消せ、と。Anfechtung

最高裁判所は訴えを受理、裁判官たちは極秘に審議、そして判断が下されました。

決戦投票はもう一度する、やり直す理由が十分にありと決定しました。Wiederholung
そこでしばらくしてから上位2名による再度、決戦投票(Stichwahl)になりました。

決戦投票日が予定されていた中、当局による選挙準備中に投票用紙に一部重大なミスが
発見され、印刷済みの投票用紙は全部廃棄処分になりました。

あらたに投票用紙作成作業が始まりました。
そして決戦投票も延期、新たな投票日が決定されました。Verschiebung
これが正に Bundespräsidenten stichwahl wiederholung verschiebung
オーストリア連邦大統領選挙決戦投票反復延期。

最終決戦投票日は去る2016年12月4日(日)でした。
実際に大統領選挙投票が行われました。何らの重大なミスもなく終了しました。

最初の決戦投票で当選した候補者(オーストリア緑の党の元党首)が今度は
ハッキリとした差を付けて第一回目の当選を再確認する形で勝利しました。

ほぼ一年間を要したオーストリア大統領選挙でした!


 *  *

以上、わたしなりに記憶を辿って経過を追ってみた次第です。
詳しい点では誤認しているかもしれませんのでご確認下さい。

ドイツ語単語をいくつもつなぎ合わせて新たに長~~い単語を1つ作り出す、
または作り出せるというドイツ語複合単語作成の特長?を活用して
オーストリア大統領選挙の経緯を揶揄、または回顧しているのかも、
ドイツ語単語組み合わせゲームの真髄を面白く見せてくれたと思います。

なんだかこの日本語も釣られてずらずらと並べているような調子になってしまいましたね。

ところで長い新単語の、ドイツ語文法上の性はどうなるのかご存知でしょう。
新単語の中を覗くと男性名詞、女性名詞、中性名詞が含まれていて、
最終的にはどの性に落ち着くのか。

簡単ですね。最後の単語の性がそのその新単語の性別となります。
当然といえば当然かも知れませんね。
posted by witzler at 17:20
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