den Führerschein machen 運転免許証を作る?

Führerschein(M)
日本語では「運転免許(証)」と訳されている、解されている。
でも何の運転免許証なのでしょうか?!

概ね、日本語では "自動車"運転免許証のことを指しているようですね。
でも運転免許証とは”自動車”だけとは限りませんよね。
オートバイだって運転免許証が必要でしょう、正式には。
飛行機だって”運転”免許証が必要でしょう。

でも、運転免許証と言うと普通、なぜか、
自動車運転免許証のことを意味しているかのように
日常会話化しているようでもありますね。

      
さて、ドイツ語で Führerschein と言うと、
ドイツ語圏の人たちは何を思い浮かべるのでしょうか。
やっぱり同じ人間だから? 自動車運転免許証のことでしょうか。

ドイツで発行、発売されている、手元の独独辞書を紐解いてみた。
わかりやすいドイツ語でわかりやすく説明されています。
Führerschein(M)
ein Dokument, das jemandem erlaubt, Autos, Motorräder oder Lastwagen zu lenken
例文→ Wegen Trunkenheit am Steuer wurde ihm der Führerschein entzogen.
Langenscheidt Power Worterbuch Deutsch; Seite 317

飛行機の運転免許証のことは指してはいないようです。
飛行機の運転または操縦免許証はドイツ語で何というのでしょう。
飛行機のパイロットになるための操縦免許証。
Pilotenführerschein !?

ところで、ちょっとだけ脱線しますが、操縦免許証取得のための費用はどのくらいなのでしょう。
そんなことに関心がある人が質問を提出しているのを発見してわたしも感心してしまいました。
http://www.gutefrage.net/frage/was-kostet-ein-pilotenfuehrerschein



運転免許証とはあなたは運転しても良いですよ、という許可書(証)のことですよね。
ドイツ語の説明もそのようになっています。

オーストリアには「コンピューター運転能力証明書」とでも称されるものが
存在します、コンピューターだって運転されて貰いたいのですね。

あなたはコンピュータ-を運転する能力(脳力?)があります、
ということを証明する文書のことです。免許証ではありません。

コンピューターを運転するのにオーストリア国では免許証は必要ありません。
事後的に、または事務的に、あなたにはコンピューターを運転できる能力が
あるということ、それを一応公的な機関が証明してくれるのです。

もちろん証明して貰うためには、試験を受けなければなりません。
手数料を支払わなければなりません。
合格したら、証明書が発行される、送付されてくる、入手することができます。
わたしも持っていますが、全然役に立っていません。



*   *

さて、自動車運転免許証を取得または入手したい人は
そのための手順、手続きを取ることを求められていますよね。

運転免許取得のために、運転がまずは出来ていなければならない。
運転出来るようにと運転の練習をしなけばならない。
運転練習は普通、運転教習所に赴いて行って、やるでしょう。
いわゆる実地に運転の手解きを受ける、運転の仕方を学ぶ。

まずは正式に、運転免許試験を受けなければなりません。
運転免許試験」はドイツ語で何と言いますか。
ご存知でしょう? 運転免許+試験 → 運転免許試験
運転免許は? Führerschein(M)
試験は?  Prüfung(F)
Führerscheinprüfung(F)

運転免許証取得のためにはいわゆる運転免許試験(理論と実践)
に合格しなければなりません。

自分で言うのもちょっと変なのかもしれませんが、
わたしは時に、とても変に拘ったような思いを
グルグルと回します。
ああだ、こおだ、と自分なりにウンウンする。
いや、云々するのが好きなようです。

さて、表題の den Führerschein machen  についてですが、
machen といういうドイツ語のいわゆる基本動詞は実に便利な動詞というのでしょうか、
いろいろな単語と一緒になっていわゆるコロケーションを作っていますね。
自分でも作れるかのようにおもわれてしまうこともありますし、
自分で作ったものと思っていたらドイツ語の世界でもそういう風に言うと
知ってびっくりしたり、

そう、machen と一緒に使われるフレーズを幾つかご存じですか。
machen という動詞の基本的な意味、何々をつくる、何々をする、
ということを踏まえてのフレーズですね。

Kuchen machen(== Kuchen backen)
Brot machen(== Brot backen)
Frühstück machen( == frühstücken)
Pause machen(== pausieren)
Abitur machen
eine Spaziergang machen(== spazierengehen)
Liebe machen
Fehler machen
Geld machen (== verdienen)
ungeschehen machen
aufmerksam machen
ausfindig machen
Yoga machen
Halt machen
eine Rundreise machen
einen Abstecher machen
den Führerschein machen

そうそう、これです。文字通りに直訳すると、
免許証を作る、という意味になるのでしょうか。
「免許証を作る」とは具体的には何を指しているのか、
と更に思いを進めたのですが、
この表現をつらつらと眺めながらああでもないこうでもないと気がきではない。

免許証を作るにはまず運転できるようになるための準備、練習または実践、
理論編の勉強といった過程を通過した後、運転免許試験を受ける。

受けた。そして受かった。
ということで初めて運転免許証を入手することが出来る。

またまたドイツ語ではどのように説明してあるのか確かめてみた。
den Führerschein machen
Fahruntericht nehmen und eine Prüfung ablegen, um den Frührerschein zu bekommen
Langenscheidt Power Worterbuch Deutsch; Seite 317

Ich mache den Führerschein!
この表現はどういう意味ですか。
現在形にも未来形にも訳せるかと思いますが。
どのように解せば正しい意味になるでしょうか。

敢えて日本語に訳さなくても、独文和訳の問題ではありません、
その意味するところがドイツ語はドイツ語のままでわかっているならば
それに越したことはありませんね。

たとえば、こういうことです。
わたしは試験にもう合格するのでしょうか!?
そんなことは何も言っていないでしょう?
言い方次第では自信のほどが伝わってくるかもしれませんが。

わたしは免許証を今、手にしているのでしょうか!?
そんなことはまだ分からないでしょう?


Ich habe den Führerschein gemacht.
つぎ、このドイツ語表現はどういう意味でしょうか。
いわゆる現在完了形の文ですが、
わたしは試験受けたのですよね、
そう、Ich habe die Fürhrerscheinprüfung (theoretische und praktische) gemacht.

そしてわたしは試験に合格したのですよね。
おめでとうございます!
だからわたしは運転免許証を今、持っているのですよね。 
Übrigens, hast du auch den Führerschein schon gemacht?


posted by witzler at 17:33
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意味深なドイツ語のDA?

日本人の知らない日本語 4 海外編
Ein Verletzter liegt im Notarztwagen.
Der Patient:"Wohin fahren wir denn?"
Antwortet der Notarzt:"Ins Leichenschauhaus."

Der besorgte Patient:"Aber warum, ich bin doch gar nicht tot?"
Der Arzt:"Wir sind ja auch noch nicht da!"
日本語会話→

der Notarztwagen、emergency ambulance
ein Verletzter 負傷者(男性であることは明らかですね?)
        女性だったら? → 
der Verletzte、the injured(man)
die Verletzte

der Notarzt、 emergency doctor
die Notärztin 

das Leichenschauhaus、morgue
besorgt、worried 

tot dead


   *   *

"Wir sind ja auch noch nicht da!"
「我々だってまだ“そこ”には至っていないよ!」

 この緊急医が言う「そこ」とはどういう意味でしょう!?
 二重の意味があるかのように読み取れるし聞き取れないこともないでしょう。


  *  *

 da というドイツ語単語ですが、ここの場所に(ここに)、とか、
 そこの場所に(そこに)といった意味があるはずですが、
 「ここ」なのか、「そこ」なのか、時に判断しかねますよ。
 なんとなく漠然とそこここといった意味が漂っているような感触。
 そこなここはないですか。


 “Bist du DA?”
 “Ja! Ich bin DA! ”
 “Wo bist du denn?” 
 “Ich bin DA!” 
 "Ach so. Ich verstehe."
 "Was verstehst du denn?"
  "Ich verstehe, du bist DA!"


 あるお宅を訪問した。
 Hallo! 
 あると思った返事がない。
 ドアを勝手に開けて、叫んだ。
 “Ist DA jemand?”
 “Niemand ist DA.”
 ないと思った返事が奥のほうからあった。



 電話での会話
 “Bist du noch DA?”わたしの話聞いてるの?(まだ電話口にいるの?)
 “Nein, ich bin leider nicht mehr DA.”

 
 ちなみに、ロシア語にも DA という音があるそうな。
 DA DA! ドイツ語に直せば、返事の JA JA。

 ベートヴェンの第5交響曲、DA、DA、DA、DAAAAAAA!

 オーストリアのあるスーパーの広告の口癖? Alles DA DA DA

 外国ではその手のサインにはご注意!?
posted by witzler at 23:59
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